和同開珎(わどうかいちん)

発掘された和同開珎(わどうかいちん)の画像

律令制が敷かれてから政府が公式発行した日本最初の銭貨。銅銭が710年~720年頃に掛けて広く普及しており、機内(近畿地方)に多く出土しますが、九州から東北北部まで広く出土例があります。
不破関では東面の土塁基底部より土師器性の甕内から3枚の和同開珎が出土しています。このことから、不破関の外郭土塁が築造された時期は、8世紀の初めと推定されています。